2次元におけるぱんつの置かれた状況というものは決して安寧と称されるものではない。多くの人はぱんつを見ただけでポル産などと侮蔑され、0話切りなど日常茶飯事、作品の存在すらなかったことにされることしばしばである。どれだけ芸術性に優れていようが、社会風刺的であろうが、にんげんだものであろうが、である。
さて、ぱんつアニメとしても名高い謎の彼女Xであるが、この3話においていかにぱんつというものが世の理を表すものであるか、ということをほんの数カットで示してくれた。
それがこのシーンなのであるが、少し説明を付け加えねばならない。なぜならば、卜部美琴がぱんつをはかない変態であるとの誤解を受けかねないからである。

実は卜部美琴はとある事情、主人公との絆の強さを測るため、ぱんつをはいていなかったわけであるが、偶然にも風が強い日に当たり、偶然にも主人公の目の前で神風の術が発動したわけである。これは事故なのである。
が、本題はそこにはない。
よくよく見ていただければわかるとおり、ぱんつはいていないのでお尻が丸見えである。丸見えなのだが、なにか物足りない。卜部美琴はボリューム感のある体つき、肉々しいという表現が合う女性であったはずなのだが、なんとも貧相なお尻である。このような描写は何を指し示すのか。
彼女の趣味(武器)ははさみであることについては前回の記事に起こした通り。そして、はさみの格納場所はぱんつであった。つまり、はさみぱんつというアイデンティティがそこに示されていたということである。しかし、今回の事案はぱんつはいていない、ぱんつがないわけであり、はさみは鞄の中にしまってあった。
これは、ぱんつのない人生においてお尻なんぞに意味はないということ。ぱんつがあってこそはさみをはさめるのであって、ぱんつがなければはさみははさめない。はさめないはさみなどはさみではない。つまり、卜部美琴が卜部美琴でなくなるということ、まさにそのことをこの尻描写で示していたのだった。
謎の彼女Xの演出の奥深さにただただ平伏するばかりである。
















