ぱんつばかりに気を取られがちな2012年冬アニメであるが、少し目線を上げてみると、これまた興味深い画があった。以下図1、2を見ていただきたい。
図1

図2

どちらも腰部を映しだしたものであり、クビレも描かれている。しかしなにか別のもののように感じないだろうか。2つの図は何が違うのか。
図1における腰描写は、それがコシであることが認識できればそれで良いという割り切りが見える。へその描写に影を入れる以外は、単純な線のみで構成され、色も単色といっていい。これが腰であるという最低限の情報のみを記載し、腰以上のものはそこにないという宣言をしているのである。つまり、エロ否定である。したがって我々はこの腰を掴んで後背位による性行為を妄想してはならないのである。
次に図2における腰描写であるが、腰のクビレにかけてのラインを注視していただきたい。図1と違い1本線で描かれておらず、また影を入れるなど立体的である。肉感溢れる描写を目指していることがわかる。つまり、エロ肯定である。したがって我々はこの腰を掴んで後背位に依る性行為を妄想して良いということである。
なお、余談ではあるが下腹部の描写においても図1と図2はその目的の違いがはっきりしており、より立体的に描くとこで肉感を表現し血流を促そうと画策しているわけである。
いわゆるエロ目線を外してしまうと、図1は作画がよくない、手抜きだという評価になってしまうが、このようにエロ目線で見ることによって、映像表現というものの目的が明らかになるわけである。図1は、決して手を抜いているわけではない、と思いたい。